夢のマイホームを建てるため、ホームページや資料を集めるなどして準備していても、何事もなくスムーズにいく人とそうでない人がいます。外構工事においては、どんなに気をつけていても些細なことからトラブルにつながってしまうことがあります。
外構工事を依頼する際、トラブルを引き起こさないためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。この記事では、よくある事例を元に外構工事のトラブルの原因や、トラブルを防ぐためのポイントなどご紹介します。
外構工事を行う目的

外構工事は、住宅の外観や機能性を向上させるための大切な工程です。ライフスタイルに合わせた外構を設置することで、暮らしがより豊かなものになり、家族が快適に過ごせる住まいを実現できます。住宅の外観と調和する外構デザインを選べば、家全体の見栄えだけでなく、住んでいる街並みにも美しさが生まれるでしょう。
外構工事の目的やメリットを理解することで、自分の理想とする暮らしを叶えやすくなります。
メリット1:家の防犯機能を高める
外構工事は家の防犯対策として効果的です。「外部からの視線を遮る」「家の境界線をはっきりさせることで近隣住人のトラブルを未然に防ぐ」など、さまざまな役割があるので、家族のセキュリティに対する考えや住環境に合わせてデザインを選ぶことができます
たとえば外からの侵入者を防ぐために、玉砂利を敷けば地面に対する防犯機能を高めることができます。このほか塀の高さや種類、外構デザインで防犯効果は変わってくるので、用途に合わせた外構選びがポイントになります。
メリット2:外構デザインで家をおしゃれにする
外構は家のデザイン性を高めてくれます。外構のデザインは、オープンガーデン・クローズドガーデン・セミクローズドガーデン・イングリッシュガーデンといった種類があり、それぞれ特徴が異なります。
外構工事はこうしたデザインを楽しめるのが魅力のひとつで、人気の理由でもあります。防犯面とデザイン性を程よく組み合わせたセミクローズドガーデンや、憧れの海外住宅をイメージして美しい草花と融合した外構デザインのイングリッシュガーデンなど、多彩な遊びがそこにあります。
吉村建設ではフルフィルガーデンという独自ブランドを展開しており、お客さまの要望・理想を形にする高い技術を持っています。そのため外構デザインにこだわるお客さまが多くいらっしゃいます。
外構工事で発生するトラブルの種類

外構工事を適切に進められていないと、施工業者や近隣住民との間でトラブルが発生することがあります。トラブルが起こるタイミングは、主に工事中と引き渡し後の2つです。工事を依頼する前に起こり得る問題を把握し、事前に対策を講じることでトラブル発生のリスクを軽減できます。
外構工事業者との間で起こるトラブル事例
外構業者とお客さま間で発生するトラブルには、以下のようなものがあります。
【工事中】
・施工内容について聞きたいことや確認したいことがあったが、いつ誰に連絡すればいいのかわからなかった。
・現場に工事の進み具合を見に行った際、施工業者の対応や施工作業の様子などから何をしているか分かりづらく不安になった。
【引き渡し後】
・引き渡し後のアフターフォローをしてもらえない。または追加料金を請求された。
・完了予定日を過ぎても引き渡してもらえない。途中で契約をキャンセルはできなかった。
近隣住人との間で起こるトラブル事例
外構工事における近隣住人との間で起こるトラブルには、以下のようなものがあります。
【工事中】近隣住民の声
・工事の騒音が予想以上に大きく、埃が舞う状況に困ってしまった。現場の方に相談したいと思っても、雰囲気が話しかけづらく感じて言えなかった。
・工事中に発生する振動の影響なのか、家の塀にひびが入ってしまった。また、埃や臭いの影響で体調が悪くなることもあり、大丈夫なのかと不安に思った。
【引き渡し後】お客さまの声
・引越しの際に近隣住民へ挨拶をしたところ、工事中に感じていた不満を伝えられた。その内容を受けて、今後近隣住民と良い関係を築いていけるか不安に思ってしまった。
・近隣住民から「工事の影響で発生した塀のひび割れなどの修繕費用を負担してほしい」と申し出があった。
外構工事でトラブルが発生する理由

外構工事でトラブルが発生する理由は複数ありますが、施工業者だけの問題だけでなく、お客さまと業者間での認識の違いが原因となる場合もあります。たとえば、工事内容や費用、スケジュールについての事前確認が不十分だったり、具体的なイメージが共有されていなかったりする場合、引き渡し後に「思っていた仕上がりと違う」といった問題が発生する可能性もあるのです。
トラブルが発生する理由を把握し、スムーズに外構工事を進められるようにしましょう。
外構工事に対する理解の不足
外構工事を依頼したものの工事の目的や内容を十分に理解できていない場合、業者との間で認識のズレが起き、トラブルを招く可能性があります。契約書や見積書に記載してある専門的な用語や工事の進め方などが具体的に分からず、不安や疑問をそのままにしてしまうケースも見受けられます
こうした事態を防ぐためには、打ち合わせの段階で不明点があれば遠慮せず確認するのが大切です。業者に提案されたときも、理解できないまま了承するのではなく、納得できるまで説明を求めましょう。
近隣住民への挨拶などマナーを徹底していない
外構工事でトラブルが起きやすい原因の一つが、近隣住民への挨拶や配慮の不足です。多くの外構工事業者は工事前に近隣住民へ挨拶を行い、工事内容やスケジュールを説明するよう心がけていますが、業者によっては対応が不十分な場合もあります。
挨拶のタイミングが分からない場合は、外構工事業者に相談しましょう。両方がきちんと挨拶することで、近隣住民の方もいつ・どのタイミングで工事に入るのか知れるのと同時に、工事を行う自分自身も近所にどんな人が住んでいるのか顔が見えるため安心です。
トラブルが発生した場合の対処法を明確にしていない
打ち合わせや近隣住民への挨拶、マナーに気をつけていても予想外のトラブルに見舞われる場合があります。万が一トラブルが発生した場合「どこに連絡するのか?」「誰に相談するのか?」「どのように対処すべきなのか?」など、お客さま自身が事前に知っておく必要があります。
トラブルが起きないに越したことはありませんが、事前に知っておくことで慌てず落ち着いて行動できるので、外構工事がはじまる前に確認しておきましょう。
外構工事のトラブルを防ぐための3つのポイント

外構工事でトラブルが発生する理由として、不明点の確認が足りなかったり、近隣住民への配慮が欠けていたりすることが挙げられます。こうした問題を回避するには、工事内容やスケジュールを十分に確認し、周囲への配慮を怠らず行うのが大切です。
ポイント1:打ち合わせは納得いくまでしっかりと行う
まずは納得するまで打ち合わせを行いましょう。可能であれば1社で決めず、2~3社ほど相談して比較するのをおすすめします。外構工事の目的を理解し、何を重視するのか決めておきましょう。
外構工事において、デザイン性を重視したいのか、防犯面を重視したいのか、それともコスト面を気にするのか、おさえたいポイントはそれぞれ異なります。ある程度外構工事の目的を絞っておくと、外構工事業者も提案がしやすくなります。
素材によって完成したときの色合いや強度、品質などが異なるので、些細なことでも納得するまで質問しましょう。ここを怠ってしまうと、ご自身が思い描いていた写真のイメージと違っていたなど、完成したときに違和感を覚えてしまいます。写真は光源や現像の色で鮮やかに見えるので、こうしたイメージの勘違いもよくあるトラブルのひとつです。不明点をそのままにしない・任せっきりにしないことがトラブルを防ぐ1番のポイントになります。
ポイント2:近隣住民への挨拶は丁寧に行う
挨拶はお客さま自身と外構工事業者の両方が行うのが1番良いでしょう。お客さまは外構工事が決まったら、近隣住民の方にいつ外構工事業者がやってくるか伝えておきましょう。こうすることで、外構工事業者はスムーズに近隣住民の方へ挨拶することができます。
お客さまの方で挨拶がされていなかった場合、挨拶をするタイミングがずれてしまうことがあります。外構工事をする時間帯に仕事や介護などの理由で不在にしており、帰宅も深夜になるような場合は、工事の挨拶が難しくなります。このような状態で外構工事に入ってしまっては、トラブルになりかねません。こうしたお客さまの協力もトラブルを避けるための大切なポイントなのです。
ポイント3:信頼できる外構工事業者を選ぶ
理想の外構を作るためにも、信頼できる業者を選びましょう。業者選びを誤ると、工事の質が期待に満たなかったり、トラブルが発生したりする可能性があります。事前に業者のホームページで実績を調べたり、スタッフの対応や雰囲気を見たりしながら、信頼できる業者を探しましょう。
トラブルが起きないための打ち合わせ方法

外構工事でトラブルを防ぐためには、打ち合わせで何を確認すべきか事前に理解しておく必要があります。初めて外構工事を行う場合、何を確認すればよいのか分からず、戸惑ってしまうのも無理はありません。
スムーズな打ち合わせを進めるためには、施工業者と確認した内容をメモしておいたり、分からないことが起きたらすぐに問い合わせたりする必要があります。また、打ち合わせ前に不明点をリストアップしておくと、確認すべき点が明確になり、施工業者との認識のズレが起こるリスクも軽減できます。
確認したことはメモを取る
「聞いていない・説明をうけたか忘れた」ということがないように、メモを取ると良いでしょう。帰宅してから読み返すことで、聞き忘れたことや伝え忘れたことに気付けます。後でトラブルになった際にも役立つので、大事なことはメモを取るようにしましょう。
メールや電話で確認する
その場では大丈夫だと思っても、後になって不安になり変更したいと思うこともあるでしょう。その場合すぐにメールや電話で担当者に確認すれば、不安は解消されます。気づいたら早めに相談しましょう。

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