新築の外構やリフォームを検討中の方で「庭やベランダのコンクリートの上を緑化したい」とお考えではありませんか?
そんな方におすすめなのが人工芝。コンクリートの無機質さを手軽に変え、緑のある癒し空間を作れます。
今回は「コンクリート上に人工芝を敷くメリットやデメリット」「失敗しない人工芝の選び方」「設置時の注意点」まで、外構工事のプロ視点で分かりやすく解説します。
✅ コンクリートの上に人工芝は敷ける?
天然芝は土壌が必須ですが、人工芝ならコンクリートの上でも施工可能です。
そのため、庭だけでなくベランダ、玄関アプローチ、屋上など、あらゆる場所に設置できます。
外構工事の現場でも「コンクリートを打ったけどやっぱり緑が欲しい」と後付けするケースは珍しくありません。接着剤やテープを使って固定するなど、比較的簡単に施工できるのも魅力です。
✅ コンクリート上に人工芝を敷くメリット
🌿 1. クッション性が向上
人工芝は柔らかく弾力があり、素足でも心地よい質感。
コンクリートの硬さをカバーし、お子さまやペットの遊び場にも安心です。
🌿 2. 一年中グリーンを楽しめる
人工芝は季節を問わず鮮やかな緑を維持します。
「コンクリートの無機質さを和らげたい」というニーズにピッタリです。
🌿 3. メンテナンスが楽
人工芝は水やりや芝刈りなどの手間が不要。
土のように雑草が生える心配もほとんどありません。
「忙しくて庭の手入れが大変」という方にこそおすすめです。
🌿 4. 施工が比較的簡単
土の庭に比べ、下地処理が大幅に簡略化。
コンクリート上なら接着剤や両面テープで貼るだけの場合も多く、小規模なら1〜2日で完了します。
✅ コンクリート上に人工芝を敷くデメリット
⚠️ 1. 夏場は熱くなりやすい
人工芝は太陽光を吸収しやすく、炎天下では表面が高温になることも。
打ち水をしたり、日除けを設置するなどの工夫が必要です。
⚠️ 2. 季節感がやや乏しい
人工芝は常に同じ緑を保つため、天然芝のような「四季の変化」を楽しむことは難しいです。
その分、安定した美観をキープできますが、好みが分かれるポイントです。
✅ コンクリート上におすすめの人工芝の選び方
🌱 ① 水はけの良さ
コンクリートは水を吸収しないため、雨水や洗浄水が溜まるとカビや悪臭の原因に。
「水抜き穴がしっかり空いている人工芝」を選ぶことで、水はけを確保しましょう。
- ポリエチレンやポリプロピレン製は水はけ◎
- ナイロン製は吸水性が高く、カビの原因になるので注意
🌱 ② 耐久性の高さ
人工芝の寿命は製品によって様々。
長く美しい状態を維持するなら、耐久性の高い製品を選びましょう。
- 芝密度が高いもの:形崩れしにくい
- UV加工済み:色あせを抑制
- ポリプロピレン製:耐用年数10〜20年クラス
🌱 ③ 毛足の長さ
コンクリートは硬いので、毛足が長い人工芝を選ぶとクッション性がUPします。
座ったり寝転んだりするスペースにしたい場合は特におすすめ。
お子さまの転倒時の衝撃吸収も期待できます。
🌱 ④ 重量感のあるタイプ
軽すぎる人工芝は、衝撃や風でズレやすくなります。
「重量がしっかりある人工芝」はコンクリート面にしっかり密着し、ズレやめくれを防ぎます。
🌱 ⑤ ジョイントタイプで手軽に
特に賃貸住宅や将来的な張り替えを見込む場合は「ジョイントタイプ」がおすすめ。
接着剤不要で、パネルを組み合わせるだけで設置可能。
必要な範囲だけ交換でき、撤去も簡単です。
✅ 設置時の注意点
コンクリートの上に人工芝を設置する場合、以下を必ずチェックしましょう。
✅ 排水勾配の確認
コンクリート面は基本的に水はけが悪いです。
排水口まで傾斜が取れていない場合、水が溜まりカビやぬめりの原因に。
勾配が十分か、排水経路を塞いでいないか確認しましょう。
✅ 汚れやゴミをしっかり除去
施工前にコンクリート面の掃除をしっかり行うことが大切。
ゴミやほこりは接着の妨げになるだけでなく、水はけも悪化させます。
✅ 固定方法を適切に
- 両面テープや接着剤を使用する場合は耐候性のあるものを選ぶ
- 賃貸や将来的な張り替えを考えるならジョイント式を検討
✅ まとめ
コンクリートの上でも人工芝を敷けば、緑あふれる癒しの空間を簡単に演出できます。
ただし「水はけ」「耐久性」「毛足の長さ」などを意識して選ぶことが、長く快適に使うためのポイントです。
外構のプロとしては、施工前の排水計画や設置方法の相談もとても大事。
コンクリートの上に人工芝を後付けする際も、ぜひ専門業者に相談してみてください。

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